飯南町内の銀山街道 140人6キロ散策

歴史を感じながら銀山街道を歩く参加者
 世界遺産の石見銀山(大田市)から広島県の尾道まで銀を運んだ銀山街道のうち、飯南町内のルートを歩く「銀山街道ウオーク」が3日、同町下赤名地区であった。町内外から140人が参加し、当時の道をそのまま残す「古市の古道」など約6キロを散策し、銀運搬の歴史に触れた。

 ガイドの養成などを手掛ける地元の「銀山街道をたずねる会」や住民自治組織などでつくる「赤名地域まちづくり連絡会」(安原征治会長)が主催。石見銀山が世界遺産登録を受けて始まり、今年で4回目。

 今回は下赤名地区周辺を散策。参加者はガイドの説明を受けながら、牛馬を引いて銀が運搬されたことから、安全を祈願して祭られた「馬頭観音」などを訪れた。

 折り返し地点では、江戸期から残る古民家で、町内の女性が着物姿で番茶を振る舞うなど時代背景を演出し、参加者らは、銀が運搬された往時に思いをはせていた。

 参加した広島県安佐北区の木村一夫さん(60)は「馬頭観音を見て、銀を運んだ人の苦労が伝わってきた」と話した。

2010年10月6日 無断転載禁止