石見銀山調査報告書刊行 大田・遺跡活用委

 大田市の世界遺産・石見銀山遺跡の調査や活用に向けた方策を話し合う同遺跡調査活用委員会がこのほど、同市大森町の石見銀山世界遺産センターであり、同遺跡のテーマ別調査研究の成果などをまとめ、本年度末に初めて報告書を刊行する方針が示された。

 同委員会は島根県教育委員会世界遺産室が主催。同委員会の委員15人と、今井康雄県教育長や県、市の職員ら約40人が参加した。

 協議では、県と市の担当者が、2010年度前半期の同遺跡の整備事業の概況、市が進める11年4月からの同センターへの指定管理制度導入などについて報告。

 08年から実施されている同遺跡のテーマ別調査研究については、発掘成果などの概要紹介や東アジアの鉱山比較研究など3部構成でまとめ、報告書を作成、刊行するとした。

 委員らは協議の後、同町の石銀地区の江戸後期以降の道路遺構と、明治期に宿泊施設として使用されたとみられる昆布山谷地区の建物の遺構を視察した。

2010年12月18日 無断転載禁止