(45)健診・ドック/定期的に受け健康管理

松江赤十字病院 健診部 末次 浩部長
 松江赤十字病院 健診部 末次 浩部長

 質  問

 年齢的に、がんや糖尿病などの心配もあり、健康診断を受けようと思います。よく耳にする人間ドックについて教えてください。 (41歳、女性)


 回  答

 人間ドックの目的は、普段の生活では気づきにくい体の異常や病気の早期発見にあります。多くの医療機関で行われていますので、定期的に受けて健康生活に役立てましょう。特に40歳を過ぎたら、毎年1回受けることをお勧めします。

 当院の1日外来ドックでは、胃カメラ・胃透視検査、腹部エコー、胸部レントゲン、心電図、血液検査などを行い、がんの早期発見に努めるとともに、糖尿病、高血圧、高脂血症といった生活習慣病などの予防や治療につなげています。

 がんは、日本人の死因の第1位ですが、このうち、胃がんや大腸がん、子宮頸(けい)がん、乳がんなどは死亡率減少効果のある有効な検査方法も確立され、比較的見つかりやすく、検診・ドックが有用です。肺がん検診にはオプションで胸部CT検査や、痰(たん)を検査する喀痰(かくたん)細胞診検査があります。その他のオプション検査も多く、これらを組み合わせれば、精度が高まります。

 もちろん、ドックでも非常に見つけにくい病気もあり、すべての病気を発見できるわけではありませんが、ドック利用のメリットは大きいと言えます。定期的に受ければ、過去のデータとの比較を通して変化が把握でき、より効果的です。

 当院の1日外来ドックは年間4千人前後が利用。事業所などの健康診断として受ける人が多く、退職後もリピーターとなって個人で受ける人も増えています。基本料金は男女で違いますが、いずれも3万円台後半。国民健康保険加入者は自治体の補助を受けられる場合があります。脳ドックやPETがんドックなどの利用も増加しています。

 ドックを受ける際の注意点の一つは、薬を服用中であれば薬剤名(商品名)が分かるお薬手帳や説明書を持参していただくこと。服用中の薬によっては、できない検査があるからです。また、頭痛など特定の症状があれば、まず、かかりつけ医の診察を受けましょう。

 個人の場合は、企業など団体の健康診断が少ない1~4月に受けると、よりスムーズに検査できます。

2011年2月24日 無断転載禁止

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