石見銀山でNZ地震募金

石見銀山世界遺産センター内に置かれた募金箱と石見銀山遺跡とクライストチャーチ市のつながりを解説するポスター=大田市大森町、石見銀山世界遺産センター
 ニュージーランド・クライストチャーチ市での大規模地震を受け、2007年に同市で開催されたユネスコ第31回世界遺産委員会で、世界遺産に登録された石見銀山遺跡がある大田市や島根県内の同委員会に参加した関係者有志が2日、義援金を贈るため募金活動を始めた。同市大森町の石見銀山世界遺産センターや石見銀山ガイドの会事務局に募金箱を置き、31日までに集まった募金をニュージーランド赤十字に送金する予定。

 被災したクライストチャーチ市は、同遺跡の世界遺産登録が決まった大田市民にとって親しみのある都市。募金活動は当時、同委員会に参加した石見銀山ガイドの会の和上豊子会長ら大田市や県内の官民関係者有志4人が中心になり、一日も早い同市の復興を支援するため、地震発生後の2月末に企画。有志の一人で石見地区ユネスコ協会の内藤淳彦会長が有志代表に就いた。

 石見銀山世界遺産センターと石見銀山ガイドの会事務局内に、募金箱とともに同遺跡とクライストチャーチ市の関係を説明するポスターを設置した。今後、募金箱の設置に協力してくれる団体や施設を同市内で求めていく。

 内藤有志代表は「美しい町と多民族共生を実践しているクライストチャーチの皆さんとの温かい触れ合いを忘れることはできない。ささやかながら支援の手を差し伸べたい」とコメントした。

2011年3月3日 無断転載禁止