株買い取り勧誘に注意

 X社から未公開株を勧めるパンフレットが郵送された後、A社から「X社の未公開株は、パンフレットが届いた人しか購入できない。代わりに購入してくれれば、1株35万円の未公開株を105万円で買い取る」と言われ、すぐにX社に連絡し、1株購入した。その後X社からは「5株購入すれば、もう2株付ける」、A社からは「何口でも買い取る」と電話があり、9株を追加購入した。A社と買い取りの日を約束していたが、その当日に「都合が悪くなった」と電話があり、その後こちらから電話をしたが通じなくなっていました。


 全国的に未公開株や社債の取引に関しての相談が多く寄せられています。過去に未公開株や社債、商品デリバディブ取引、ファンドなどの投資被害にあった高齢者が再度狙われています。

 今回の相談のように「高値で買い取ってもらうはずが、買い取ってもらえなかった」という、いわゆる「劇場型」のトラブルが非常に多いです。買い取りが実行されることはまずなく、買い取り業者との連絡は最終的には取れなくなります。販売業者に連絡しても「買い取り業者とは関係ない。解約はできない」と応じてもらえないことがほとんどです。しばらくすると販売業者とも連絡が取れなくなることもあります。

 契約を急がされても、慌ててお金を支払わないでください。支払ったお金を取り戻すことは大変難しいです。もし、業者に指定された預金口座にお金を支払ってしまったら、その預金口座の取引停止措置のため、すぐに警察や金融機関に連絡してください。

 未公開株や社債は元本や利益は保証されておらず、むしろリスクの高い金融商品です。「絶対にもうかる」などと勧める安易なもうけ話は、きっぱり断りましょう。


 ◆情報提供=島根県消費者センター電話0852(32)5916、同石見地区相談室電話0856(23)3657

2011年3月8日 無断転載禁止