抽象画、版画の成果発表 文化教室生が個展

鷦鷯さんが描いた抽象画を楽しむ来場者
 山陰中央新報文化教室で油絵などを学ぶ鷦鷯啓子さん(76)=松江市西川津町=の絵画展が16日、松江市殿町のタウンプラザしまねで始まり、抽象画や版画の数々が来場者の感性を刺激している。19日まで。入場無料。

 2度目の個展となる今回は、人物をモチーフにした5年前の第1回個展と比べて作風が大きく変化。何度も油絵の具を重ねたり削ったりして作り出したマチエール(絵肌)と、布やチラシを貼り付けたコラージュで自らの内面を表現した抽象画22点に加え、木の葉やアルミなどの素材を駆使した版画作品13点が並ぶ。

 中でも、鷦鷯さんが以前に描いた人物画の上に、白や青、茶色などの絵の具を塗り重ねた抽象画「2つのまる」は、縦約162センチ、横約130センチの大作。何度も手を加え盛り上がった断面が迫力を放っている。

 会場を訪れた松本真佐子さん(43)=同市向島=は「さまざまな技法が駆使され、絵の世界に引き込まれる」と話した。

2011年6月17日 無断転載禁止