島の先生や児童ら発表 海士でNIE研究会夏季セミナー

興味を持った記事と自分の考えをまとめたノートを披露する藤井奈桜さん(左)
 NIE(教育に新聞を)活動の自主的研究組織、県NIE研究会(会長・有馬毅一郎島根大名誉教授)の夏季セミナーが19日、海士町海士の隠岐開発総合センターであった。地元小教諭や児童らが実践発表し、離島での新聞とのかかわりなどについて考えを深めた。

 セミナーはNIE活動の指導者育成と質的向上、活動の拡大を目的に開催。教員、教育・新聞関係者ら20人が参加した。

 海士小の松浦尚美教諭は、隠岐では船便の関係で新聞配達が午後になるため、新聞をとっていない家庭が多いことを説明。「子どもが新聞にかかわる機会を意図的に作ることが必要」と訴えた。新聞とお薦め記事を紹介したホワイトボードを昇降口に置いて、児童の関心を高め、授業でも活用していることを報告した。

 同小4年の藤井奈桜さんは、学校の「自学ノート」に環境問題や地域の話題など関心のある記事の切り抜きを張り、自分の考えをまとめている活動を報告。「興味ある記事を毎日探すのは楽しいし、家族とも記事について話し合っている」と発表した。

 また、日直が毎朝、気になった記事を発表する「朝の1分間スピーチ」に取り組む同町立福井小の藤原良平教諭は「習慣化することで、全国や地域の出来事に自分なりの考えを持ち、それを表現する力が児童に付いてきた」と成果を披露した。

 セミナーではこのほか、同町中央図書館が「福祉」「環境」といったテーマ別に記事をスクラップし、町民に紹介している活動の報告もあった。

2011年8月22日 無断転載禁止

こども新聞