震災取材の記者が授業 松江ろう学校

山陰中央新報社の森山郷雄記者(右奥)から東日本大震災の被災地の状況について聴く生徒
 松江市古志町の松江ろう学校高等部で7日、東日本大震災について学ぶ授業があり、生徒や教員約40人が、3月に被災地の岩手県釜石市で取材した山陰中央新報社の記者から震災直後の状況を聴いた。生徒たちは、震災を題材にした学習成果を23日の学園祭「松ろう祭」で発表する。

 NIEの記者派遣事業の一環。取材の体験談を話したのは、森山郷雄記者(36)。

 森山記者は、プロジェクターで現地で撮影した写真などを示しながら、被災直後の状況を説明。高さ12メートルの防潮堤が破壊されたり、毎日、遺体安置所を回って行方不明の家族を捜す被災者がいたりしたことを話し、「想像を超えた惨状だった」と振り返った。

 過去の度重なる津波災害のため、「慣れから避難をしなかった人が多数いた」と指摘し、災害に備え普段から避難所の場所を把握するなどの大切さを呼び掛けた。

 2年の矢倉利基君(17)は「現地を直接体験した人の話を聴き衝撃を受けた。学園祭の発表会で被災地の悲惨な状況をしっかり伝えたい」と話した。

2011年9月8日 無断転載禁止

こども新聞