第7回島根県わがまち新聞コンクール 光るテーマや着眼点

 島根県NIE推進協議会(会長・有馬毅一郎島根大名誉教授)が、NIE月間(11月)にちなんで募集した「第7回島根県わがまち新聞コンクール」の審査会がこのほど行われ、入賞作品21点が決まった。

 コンクールには12校(小学校3、中学校6、高校3)から過去最多の277点の作品が寄せられた。この中から有馬会長を審査委員長に5人の委員が審査。最優秀賞2点、優秀賞6点、佳作13点を選んだ。

 自分たちが住む町の名所・旧跡、伝統行事や郷土が生んだ偉人、伝統産業、特産品紹介のほか、職場体験で行った施設の紹介などもあり、いずれも力作ぞろい。入賞作品を紙上で紹介する。

 表彰式は11月5日午後1時半から松江市袖師町、県立美術館ホールで行われる。



<最優秀賞> 小学校の部

「フォーゲルパーク~喜びと苦労の10周年にせまる~」
こちら

(松江市立乃木小6年=野津成美、佐々木梓、柳浦瑠那)

 3人で協力して、見出しやレイアウト、文章を作りました。取材して分かったこともたくさんありました。(柳浦瑠那)

 私は「かわいいペンギン 人気の理由」を担当しました。文を書くのにたくさんの時間をかけたので、大変でした。(佐々木梓)

 一番苦労したのは、じっとしてくれない動物たちの写真を撮ることでした。でも、すてきな写真が撮れてよかったです。(野津成美)


<最優秀賞> 中学校の部

「郷土料理新聞」
こちら

(大田市立第一中1年=後藤志歩)

 私が「わがまち新聞コンクール」で『郷土料理(箱寿司)』をテーマにした理由は、郷土料理は地域の文化や歴史がたくさん詰まっている、とても大切なものだと思ったからです。私たちもこの地域の食文化を大切にし、次の世代にも伝えていきたいと思っています。



<優秀賞> 小学校の部

「中海宍道湖再生新聞」こちら

松江市立乃木小6年 松崎咲助、原田尚樹、安部竜雅


「玉造調べ」こちら

松江市立玉湯小5年 別所奈津実、舟木美穂子、門脇龍司、稲田拓海


<優秀賞> 中学校の部

「福間ハルさん新聞」こちら

大田市立第一中1年 川上 夏実


「一畑灯ろう新聞」こちら

松江市立玉湯中1年 吉木 梨花子


<優秀賞> 高校の部

「わがまちふるさと知っとる?新聞」こちら

出雲商高図書委員会


「知っ得★介護新聞」こちら

邇摩高福祉系列2年Bグループ



<佳作>

 【小学校の部】「新聞配達の工夫」(松江市立乃木小6年=松岡剣矢、岡田悠太郎、仲田晴人、松尾翔)▽「松江の宝」(同=荒川淳央、中西萌々香、関優菜)▽「絶景!宍道湖夕日スポット」(同=青木はるか)▽「中西の食新聞」(益田市立中西小6年=豊田康太、下馬庭雄人、庄野海斗、水津向日葵、宅野綾)

 【中学校の部】「ふるさとやすぎ」(佐々木楓=安来市立伯太中1年)▽「玉造伝統新聞」(安達秋花=松江市立玉湯中1年)▽「職場体験新聞」(荒薦麻理恵=同3年)▽「三瓶そば新聞」(小玉芽依=大田市立第一中1年)▽「神楽新聞」(楫憲護=同)▽「田植囃子新聞」(加藤万奈=大田市立池田中2年)▽「OHNAN★」(飛弾奈都子=邑南町立石見中2年)

 【高校の部】「THE松江のお宝新聞」(松江市立女子高2年観光コース)▽「仁摩ブロック観光新聞」(邇摩高商業系列3年)



<審査委員長総評>

島根県NIE推進協議会会長 有馬毅一郎

紙面に工夫し表現


 学校での「新聞」への関心が高まってきたからでしょう。応募点数は過去最多となりました。特に小・中学校は秀作が多く、僅少(きんしょう)差の激戦で、入賞作品の決定に大変苦心するほどでした。

 入賞作品に共通しているのは、テーマや着眼点がいいことです。そして、本物の記者のように足を使って取材し、伝えたいことを紙面に工夫して表現しています。

 小学校最優秀賞作品は、小学生らしい関心からフォーゲルパークの魅力に迫っています。二つの丸囲み記事をバランスよくレイアウトしたり、かわいらしいイラストも随所にちりばめるなど、センスの良い紙面に仕上がっています。タイトルや丁寧に書かれた本文を読むと、行ってみたくなります。

 中学校最優秀作品は、石見地方の郷土料理である「箱寿司(ずし)」の歴史を調べ、おばあちゃんにもインタビューして分かりやすく紹介しています。短い字数で的確な見出しを付けたり、レシピを4こま漫画風にまとめるなど、新聞づくりの基本を踏まえた工夫が見られます。中学生の作品は、これらと横並びで甲乙付け難い作品が多数見られ、全体的なレベルの向上が強く印象付けられました。

 高校生の作品になると、パソコンを駆使した編集が多く見られました。ただ、応募数が少なく、今後の「新聞」を生かした学習の広がりや深まりを期待しています。

 本年度も新聞づくりに一生懸命取り組んだたくさんの児童生徒の皆さんを褒めてあげたいと思います。これからももっと「新聞」に親しみ、新聞づくりに挑戦してほしいと思っています。

2011年10月25日 無断転載禁止

こども新聞