奥出雲の本陣宿に感心 文化センター特別講座

藩主をお迎えしたときのようにしつらえた桜井家の御成座敷で、おもてなしの心を話す藤間亨さん
 山陰中央新報文化センター出雲教室の特別講座「奥出雲・本陣宿の文化」が2日、奥出雲町内で開かれた。出雲文化伝承館名誉館長の藤間亨さんの案内で、受講生32人が桜井家、絲原家などを訪ね、藩主をお迎えした本陣宿のおもてなしの心や茶の湯の文化に触れた。

 藤間さんは、文化センター出雲教室で特別講座「出雲の文化に好楽(あそぶ)」を開いてきたが、今回は実際に本陣に出向き、格式やおもてなしの心を肌で感じてもらおうと企画した。

 鉄師頭取の館である奥出雲町上阿井の桜井家では、松江藩主をお迎えしたときと同じようにしつらえた御成座敷で、藩主を接待したときの献立表などを見ながら、藤間さんがおもてなしの心得や格式などについて話した。普段は目にすることの難しい部屋飾りや不昧公が「岩浪」と名付けた日本庭園などを観賞した受講生たちは、本陣宿の文化に感心していた。

 同町大谷の絲原家や同町鳥上の卜蔵庭園なども訪ね、茶の湯文化や紅葉が始まりかけた秋の奥出雲も楽しんだ。

2011年11月4日 無断転載禁止