柳浦さん(松江)棋道師範に

棋道師範の委嘱状を手にする柳浦正明さん=松江市殿町、山陰中央新報文化センター
 山陰中央新報文化センター松江教室などで将棋講座を開講する柳浦正明さん(64)=松江市末次本町、自営業=が、日本将棋連盟から、公認将棋指導員の最高位にあたる「棋道師範」をこのほど、委嘱された。山陰両県在住者への委嘱は初めてで、中国5県でも2人目。全国16人の一人として、一層の普及に取り組む。

 同連盟の公認将棋指導員は、連盟と協力して将棋の普及を担う役割を持ち、「将棋指導員」「棋道指導員」「棋道師範」の3種類がある。

 棋道師範は、下位の資格となる将棋指導員(山陰両県3人)を経て、その上の棋道指導員(同1人)を務めた人から選ばれる。一般的には、将棋指導員になってから8年以上の実績が求められる。

 柳浦さんは2年前に将棋指導員を取得し、昨年11月に棋道指導員に昇格した。公認将棋指導員としての経験年数は少ないが、全日本アマチュア名人戦準優勝(1989年)など全国大会の実績や、里見香奈女流3冠の才能を見いだすなど、40年を超える普及への功績を日本将棋連盟が評価。「全国規模で名の通った普及に欠かせない人物」(谷川浩司同連盟専務理事)とし、18日に大阪市で委嘱を受けた。

 棋道師範は、将棋普及のほか、各地域の指導者のレベル向上に取り組む役割もあり、柳浦さんは中国5県を受け持つ。

 柳浦さんは「長年にわたる地道な努力が評価されたのはうれしい。アマの裾野を広げる使命を果たせるよう、指導者レベルの向上に力を入れたい」と話した。

2011年11月29日 無断転載禁止