龍源寺間歩、大田市が直営 指定管理移行方針を変更

 大田市は、2012年4月からの指定管理制度導入を予定していた世界遺産・石見銀山遺跡の中核をなす同市大森町の龍源寺間歩について、12年度以降も市が直営で管理運営する方針を明らかにした。町中心地から間歩を結ぶ市道は一般車両の進入が制限されており「民間での管理運営がしにくいとみられるため」としている。

 市は、民間活力の導入により経費節減を進めるとともに観光入り込み客増加を図ろうと、今年4月から大森町内の石見銀山世界遺産センター、熊谷家住宅、旧河島家の市直営3施設の管理運営を指定管理者に移管。

 龍源寺間歩についても10年5月に、12年4月からの指定管理制度導入の方針を示していた。

 市によると、導入に向け協議した結果、駐車場がある銀山公園から龍源寺間歩を結ぶ市道銀山線は08年10月から路線バスが廃止されるなど許可車両以外の車両進入が制限されており、民間での管理運営には制約があると判断、市が引き続き直営することにしたという。

 勇み足となった格好で、市は16年3月末までの世界遺産センターなど3施設の指定管理期間終了後に、あらためて指定管理制度を導入するかどうか検討するとした。

 市観光振興課によると同間歩の10年度の入り込み客数は延べ18万9919人、入場料収益は約6700万円となっている。

2011年12月8日 無断転載禁止