松江で冬季セミナー 7校が取り組み報告

NIEの活動内容を報告する参加者(右)
 NIE(新聞に教育を)活動の実践、推進に取り組む県NIE研究会(会長・有馬毅一郎島根大名誉教授)の冬季セミナーが25日、松江市殿町の山陰中央新報社文化センターであった。県内のNIE実践指定校の小中高7校の指導者が取り組みを報告、より効果的な活動実践の方法を探った。

 このうち松江市立乃木小の伊藤雅美教諭は、広島市の広島平和公園に全国から届く千羽鶴が、市内の倉庫で山積みになっているという新聞記事を使った授業を紹介。その約1カ月前に修学旅行で平和公園を訪れた6年生に記事を見せ、対応策を考えさせた。

 「来園者に配る」「焼却する」「再生紙として生かす」など「真剣に考えてくれて、さまざまな案が出た」と述べ、実体験につながる記事であるほど児童・生徒の関心も高くなる点を指摘した。

 出雲市立平田中の天野圭吾教諭は、ストックしておいた新聞を50分間の授業時間を全て使い、生徒に熟読させた取り組みを発表。「じっくり読むと結構面白い」「難しくて自分には読めないと思っていたが意外と読めた」などの感想が出て、新聞を身近な存在として認識させることができた、と報告した。

 学校、教育機関、新聞社から約20人が出席。「教育の話題をもっと新聞に掲載してほしい。それが保護者への啓発にもなる」という要望も出た。

2012年2月26日 無断転載禁止

こども新聞