もてなしの心学ぶ 康国寺で出雲文化センター特別講座

座敷で掛け軸の趣などを語る藤間亨さん(中央)
 山陰中央新報文化センター出雲教室の特別講座「出雲の文化に好楽(あそぶ)」が28日あり、出雲文化伝承館名誉館長の藤間亨さんの案内で受講生が康国寺(出雲市国富町)を訪れ、趣ある日本庭園や座敷でもてなしの心や出雲の文化を学んだ。

 3年前から始まり、年間4回開く。初回のこの日は、出雲市を中心に、安来、松江市などから20人が集まった。

 枯れ山水の日本庭園を望む奥座敷で、藤間さんは「目線は上に行くほど緊張感が出る。掛け軸の絵は中心が目線より上に来るようにすると趣が出る」と目線と美の関わりを解説。掛け軸の扱い方などにも触れ「飾られる掛け軸や書、それぞれにもてなしの心がこもっている。そこから話題が生まれ、人との対話や触れ合いにつながる」と話した。

 受講生は、熱心にメモを取り、気になったことなどを質問。

 雲南市加茂町の自営業、渡部良和さん(40)は「飾られた掛け軸など一つ一つにもてなす側や作り手の心がこもっていると知った。とても勉強になった」と喜んだ。

 残り3回の特別講座は、八雲本陣(松江市宍道町)などで開き、毎回受講生を募る。

2012年5月29日 無断転載禁止