出会い系サイト 〝サクラ〟の誘いに注意



 携帯電話で無料の占いをしたところ、出会い系サイトに登録されて多数のメールが届いた。その中に有名アイドルのMらしき人がいた。大ファンだったので半信半疑で返信したところ、Mしか知らないような話が届き、本人だと確信した。マネジャーを名乗る人から「Mはあなたをとても気に入っている。悩みがあるので、ぜひ彼の相談相手になってほしい」と言われ有頂天になってしまった。

 そのころ、サイトが有料に変わり、メールの送受信には購入したポイントが必要になった。マネジャーから「サイトで使った費用はお礼に全額返金し、彼のアドレスも知らせる」と言われたのでメールを続け、多額のポイントを消費した。しかし「清算は心理テストに回答してから」などと何かと理由をつけて清算してくれず、アドレスも教えてくれない。

 でもMは「君だけが心の支えだ」と言ってくれるが、だまされたのか。このままだとクレジット代金が払えない。



 このような〝サクラ〟を使って誘い込む手口は、より巧妙化、悪質化しています。相談者はクレジット会社4社に約100万円、現金振り込みで約50万円の契約をしていました。これまでの経緯を全て書き出してもらい、関係会社に送付し、センターからも交渉を続けました。しかし、難航。マネジャーから「彼は有名人だから秘密にしないといけない。届いたメールは全て削除するように」と言われたので、メールがほとんど残っていません。そのため、サイト運営業者は言い分を認めませんでした。

 最終的には、クレジット契約はすべて解約でき、現金振り込みは7割を取り戻すことができました。しかし全てでうまくいくとは限りません。

 出会い系サイトでは、次のようなメールは〝サクラ〟の可能性があるので注意しましょう。

・心理テストやアンケート調査の名目で継続的に届くメール

・好意があるというメール(美男美女の写真付きが多い)

・不治の病にかかっているというメール(その後財産贈与の話に変わることが多い)

・お金を支援するというメール

■島根県消費者センター 電話0852(32)5916、同石見地区相談室  電話0856(23)3657

2012年7月2日 無断転載禁止