(3)邑南・オオサンショウウオ

瑞穂ハンザケ自然館で飼育されているオオサンショウウオ
 屋内飼育で繁殖に挑戦

 体長1メートルを優に超える巨体が、水槽の中をゆっくりと泳いでいる。茶色がかった姿形とのっぺらぼうの顔つきに少したじろぐが、じっくり眺めるとなかなか愛嬌(あいきょう)がある。

 邑南町上亀谷の瑞穂ハンザケ自然館で飼育されているオオサンショウウオ。世界最大の両生類で、約3千万年前と変わらない姿形から「生きた化石」と称される。学術的に貴重として1952年に国の特別天然記念物に指定された。

 同自然館では、地元の出羽川に生息していた体長1・15メートルの「ミズハ」など8匹を水槽の中で飼育。現在は、成功すれば国内初となる屋内飼育下での繁殖に挑戦中で、新設した巣も含め一般公開している。

 地元では「ハンザケ」の名称で親しまれており、子どもらを対象とした「身体測定」や「夜のハンザケウオッチング」など毎年恒例の企画を開催。同自然館の伊東明洋さん(46)は「オオサンショウウオが生息できる自然環境を守ることが大切」と呼び掛ける。

 ~メ モ~

 ◇問い合わせ 瑞穂ハンザケ自然館 電話0855(83)0819

2012年4月22日 無断転載禁止