(14)秦記念館(益田・美都)

秦佐八郎博士の功績や人柄を伝える秦記念館
 医学発展への功績顕彰

 益田市美都町出身の医学博士、秦佐八郎(1873~1938年)は、ドイツの細菌学者、パウル・エールリッヒ博士とともに、梅毒の特効薬であるサルバルサンを発見した。秦博士を顕彰する市立秦記念館は、同市美都町都茂の国道191号近くにある。

 秦博士は91(明治24)年に岡山第三高等中学校医学部に入り、勉学に励んだ。日露戦争の際には従軍医師を務めるなどした後、ドイツに留学し、研究に従事した。

 そこで、エールリッヒ博士とともに、梅毒の特効薬となるサルバルサンを発見し学会に発表した。研究を主導したエールリッヒ博士は、ノーベル生理学・医学賞に輝いた。

 その後、北里研究所の設立に参画し、同所の副所長に就任するなど、65歳で没するまで、日本の医学発展に努めた。

 秦記念館は、秦博士の生家隣に94年に建設された。帝国学士院会員に勅選された際に着た「大礼服」をはじめ医学標本や等身大の肖像画、ともに研究に励んだエールリッヒ博士、野口英世、北里柴三郎ら友人の写真など約200点が展示され、秦博士の人柄や功績を伝える。

 ~メ モ~

 開館時間は午前9時~午後4時。毎週月曜日と祝日の翌日、年末年始は休館。入館料は一般200円、中高生100円、小学生50円。駐車場あり。問い合わせは同記念館、電話0856(52)2415。

2012年7月15日 無断転載禁止