(17)津和野城跡

17世紀末に造られた高さ約15メートルの津和野城石垣(左)。右奥は青野山
 元寇後の海岸防備で築く

 津和野町の津和野城跡。鎌倉時代の1282(弘安5)年、元寇後の海岸防備のため地頭として赴任した吉見頼行が築城した。

 標高367メートルの城跡からは、山陰の小京都・津和野の町並みが一望でき、同城跡には年間約1万人の観光客が訪れる。

 築城以降、吉見氏、坂崎氏、亀井氏と約600年にわたり受け継がれ、1873(明治6)年の廃城令により建物が解体された。現在は石垣のみが残っている。

 同城跡は、1942年10月に近世の本丸跡と出丸跡が国指定史跡となり、72年5月には中世の遺構、2007年7月には中世の城郭跡と近世の藩邸跡がそれぞれ追加指定された。指定面積は約151万3600平方メートル。

 城跡の管理を担当する町教育委員会の米本潔文化振興係長(44)は「中世や近世、それぞれの時代の石垣と、津和野の風景を堪能してほしい」と話す。

 ~メ モ~

 ◇アクセス JR津和野駅から徒歩15分で城跡へアクセスできる津和野観光リフト乗り場に着く。リフトに5分乗り、案内板に従い15分歩くと本丸跡に到着する。

 リフトの運行時間は午前9時から午後4時半。料金は往復で中学生以上450円、小学生以下400円。リフト乗り場周辺に普通車30台分の駐車場あり。

 ◇問い合わせ 津和野城跡観光リフト、電話0856(72)0376

2012年8月5日 無断転載禁止