女子ログ 衣替えの季節です

 茶道を始めて、おけいこでは着物を着るようになりました。着物の世界では、10月に入ると袷あわせの着物になります。6、9月は単衣ひとえ、7~8月は薄物というように、季節に合わせて衣替えをします。柄や素材も変わり、昔の人は季節感を上手に取り入れていたのだと実感します。

 現在でも10月と6月に衣替えをしますが、ファッションの多様性のせいか、個性を自由に表現できるようになったのか、一昔前のきちんとした衣替えがないように思います。夏の暑い時でもブーツを履いている人を見かけ、冬でも綿の白っぽいスカートにざっくりセーターといった、昔はタブーとされていたコーディネートが今では普通。季節はお構いなしです。

 それでもやはり10月と6月は季節の変わり目だということを伝えたくて、半年に一度、子どもと一緒にたんすの中を整理しています。子どもは小さくなった洋服を手に自分の成長を再確認し、私も元気で育ったことを喜びながら、季節の移り変わりを感じています。

 忙しい日々の中でも、衣替えの行事は大切にしたいごく普通の事です。日本人が暮らしの中で当たり前に感じてきた季節感を、私流に子どもたちへ伝えたいです。

 (出雲市、金のねずみ)

2012年10月5日 無断転載禁止