(22)日原天文台(津和野)

日原天文台に設置されている口径75センチの天体望遠鏡
 空気澄んで星きれいに

 津和野町枕瀬の枕瀬山の中腹、標高255メートルの地点に直径約6メートルの白いドームとオレンジ色の建築物が建つ。町立日原天文台だ。

 合併前の旧日原町が1985年8月、自然に親しむ教育レクリエーションのまちづくりを進めようと、国内初の公設の一般公開型天文台としてオープンした。

 メーンの天体望遠鏡は口径75センチ。同天文台職員の斎藤和幸さん(55)は「星雲や星団がクリアに見えるのが特徴」と話す。

 2009年6月には、環境保護に向けた支援活動などを行う日本環境協会(東京)が実施した測定で全国136地点中、2番目に天体観測しやすい場所に認定された。

 星がよく見える条件は▽周囲に光源がないこと▽光を反射する障害物がないこと▽大気中に光を反射するちりが少ないこと―の三つ。日原天文台は山の上にあるため障害物がなく、空気もきれいで、条件がそろっているという。

 敷地内には天文台のほか、宇宙や星の学習ができる「星と森の科学館」と売店などがある「天文資料館」が設けられている。

 9月から11月までの毎週土曜日には「木星」「秋の星雲・星団」など、対象を絞った観測会を行っている。

 斎藤さんは「秋は大気中の水蒸気が減って星がよく見え、天体観測には絶好の時期。国内有数のきれいに星が見られる場所で、星に親しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

 ~メ モ~

 ◇アクセス JR山口線日原駅から車で5分、萩・石見空港から車で30分

 ◇開館時間 施設見学は午後1時半~同5時。天体観測は午後7時~同10時。星と森の科学館は午後1時半~同9時

 ◇休館日 1月1日と毎週火、水曜日

 ◇入場料 星と森の科学館は大人500円、高校生以下200円。天文台での天体観測は小学生以上500円。津和野町民は受付で町民であることを申告すれば無料

 ◇問い合わせ 日原天文台、電話0856(74)1646

2012年9月16日 無断転載禁止