(23)鬼瓦モニュメント(江津)

道の駅サンピコごうつに鎮座する迫力満点の鬼瓦モニュメント
 迫力満点の〝にらみ〟

 約50センチの大型の鬼瓦が、カッと目を見開き、牙をむいた迫力満点の表情でにらみをきかす。江津市の東の玄関口・道の駅サンピコごうつ(江津市後地町)には、特産の石州瓦をPRする鬼瓦のモニュメントが鎮座する。

 鬼瓦は屋根の頂部にあたる「棟」の端につける装飾瓦で、魔よけ、厄よけの意味がある。「鬼師」と呼ばれる鬼瓦職人・真田慧三さん(74)=江津市和木町=は「石州の鬼瓦は他産地よりも怖く、石見神楽の鬼面のような迫力ある表情が特徴」と解説する。

 モニュメント設置は、旧丸八窯業(同市都野津町)が展示用に制作した鬼瓦を、同社などが合併して誕生したアメックス協販が2007年に経営破綻した後、同市が譲り受けたことがきっかけ。

 10年4月の道の駅のオープンに合わせ、240万円かけて、鬼瓦と屋根を組み合わせた三角形のモニュメントを整備した。

 周囲は円形のベンチで囲われ、訪れた人が休憩したり、鬼瓦の前で記念撮影をしたりと、観光スポットに。

 同市商工観光課の土崎一雄課長は「モニュメントを通じて石州瓦に興味を持ってもらえれば」と話している。

2012年9月30日 無断転載禁止