(24)県立万葉公園(益田)

人麻呂展望広場の歌碑を鑑賞する来園者
 歌聖ゆかりの地に整備

 現存する最古の和歌集「万葉集」で、第一の歌人とされる柿本人麻呂。ゆかりの地として知られる益田市高津町に整備されている県立万葉公園は、万葉ロマンを伝えるとともに、県民の憩いの場として愛されている。

 公園は1982年9月にオープン後、広場やキャンプ場などを次々と整備し現在の広さは48・4ヘクタール。人麻呂の歌碑が並ぶ歴史・文化エリアをはじめ、スポーツやレクリエーションができる広場、自然を満喫できる遊歩道など、老若男女を問わず楽しむことができ、年間20万人を超える来園者でにぎわう。

 公園の高台にある人麻呂展望広場には、歌聖としてたたえられる人麻呂や、妻の依羅娘子(よさみのおとめ)が、7世紀後半に詠んだ35首を記した石碑が並ぶ。人麻呂も過ごした益田市の町並みを眺めながら、万葉の歌を鑑賞できる。

 「万葉集」に詠まれた植物約150種が植栽されている植物園では、春にかれんな花を咲かせるカタクリや、ショウブなどが来園者を楽しませる。

 スポーツ・レクリエーション広場は芝生が敷かれ、週末になると家族連れらが憩う。子ども用の遊具や、グラウンドゴルフができる広場も整備されている。

 春の万葉まつりや秋の観月会など、季節を彩るさまざまなイベントも開催され、来園者を「万葉の世界」に誘う。

 入場無料(オートキャンプ場など一部有料)。駐車場あり。問い合わせは同センター、電話0856(22)2133。

2012年10月5日 無断転載禁止