石見・石西 「現代に活かす戦国武将の健康力」 植田美津恵氏

植田 美津恵氏
 「長寿」支えた質素な食生活

  徳川家康 天下取りの“極意”はこれだ



    講 師 植田 美津恵氏
             (医学ジャーナリスト・医学博士)
   
   演 題 「現代に活かす戦国武将の健康力」



 山陰中央新報社の「石見政経懇話会」「石西政経懇話会」は12月17日(月)・18日(火)に定例会を開催します。今回は、医学ジャーナリスト・医学博士の植田美津恵(うえだ・みつえ)氏を講師に迎え、「現代に活かす戦国武将の健康力」と題して講演してもらいます。現代にも通じる秘訣や心得、さらには簡単な健康法アドバイスなど、分かりやすく、ユーモアたっぷりにお話いただきます。ご期待下さい。


 江戸時代初期の日本人の平均寿命は30歳そこそこ、江戸末期でも30歳後半と、とても若かった。しかし、そんな時代でも「高齢者」はそれなりに存在した。例えば1805年、鳥取藩では80歳以上の領民に祝い金を贈っているが、その数なんと4162人。藩人口の1.5%を占めたという(植田美津恵:「将軍吉宗に見る健康法と晩年」より)。

 その江戸時代、早死にした武田信玄や上杉謙信を見ていた徳川家康は、神経質な性格で用心深く、健康には人一倍気をつけた。食事は麦飯が主体の質素なものだった。薬も自分で調合出来るほどで、時には医者が作る薬をつっぱねることもあったという。そのかいあってか、天下を取った後も元気に過ごし、75歳という高齢で亡くなった。まさに、健康こそが天下取りを左右する最重要ファクターと言えよう。

 植田氏は「健康に肩書きは関係ない。現代人にとって共通の課題だ。とかく専門家に頼ってしまいがちだが、まずは自分の意見を持ち、その次の段階で医師などのアドバイスを聞くことが大切」と言う。また、病気になる大きな要因の一つにストレスが挙げられる。植田氏は「健康を保つうえで、ストレスは生活習慣の改善以上に重要なポイントだ。しかし、現代人がストレスから逃れるのは不可能で、自分の中でいかにストレスとうまく付き合うかがカギ」とも話す。

 今回、名だたる戦国武将たちの健康法や病気への対処法を、如何に現代に活かすか、植田氏にヒントをもらう。また、日常生活で出来る健康法についても、ユーモアを交えながらアドバイスしていただく予定。


<植田氏のプロフィール>

 植田美津恵(うえだ・みつえ)氏は1979(昭和54)年、名古屋市立大学看護学校卒業。看護師として病院勤務の後、名城大学法学部、東洋英和女学院大学大学院を経て、2004年愛知医科大学医学部大学院修了、医学博士。現在、客員研究員としてがんの予防や早期発見、喫煙対策、公衆衛生、医療安全など幅広い分野の研究に取り組む。この間、愛知診断技術振興財団理事、愛知県肺癌対策協会理事などを務め、06年医学ジャーナリストとして独立。現在、学校法人「首都医校」副校長、厚生労働省研究班研究員、経済産業省研究班座長として活躍。著書に「戦国武将の健康術」「江戸健康学」「わたしのカラダを医学して!」「骨格と筋肉がわかる本」など多数。福岡県出身、54歳。

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2012年11月22日 無断転載禁止