新聞感想文コンクール田中さん(横田高)優秀賞、奨励賞に一ノ渡君

 山陰中央新報社などが加盟する日本新聞協会が29日、家族や友人と読んだ新聞記事の感想や意見を、児童や生徒から文章で公募した「第3回いっしょに読もう!新聞コンクール」の入賞者を発表した。島根県立横田高1年の田中麻貴さん(16)が、優秀賞を山陰両県で初めて受賞。出雲市立斐川西中3年の一ノ渡真行君(15)が奨励賞に選ばれた。

 新聞を教材に学習する活動のNIE月間(11月)に合わせて公募。46都道府県と海外の小中学生、高校生が寄せた計2万5864点の中から最優秀賞3点、審査員特別賞1点、優秀賞30点、奨励賞134点を選んだ。

 田中さんは、水俣病未認定患者らの救済運動に尽くした、故川本輝夫氏を取り上げた朝日新聞の特集(7月24日付)を題材にした。

 患者らに対する差別の深刻さや公害の恐ろしさを再認識し、水俣病を語り継ぐ必要性を痛感。現在のいじめ問題にも思いをはせて、「差別をなくすには正しい情報を知り、広げることが大切」とつづった。

 一ノ渡君は東日本大震災後、信号機が不要で停電の影響を受けない「ロータリー式交差点」の価値が見直されていることを、鳥取市内の事例を基に報じた山陰中央新報の記事(8月22日付)に着目。「災害時に役立つ発想だ」と普及を説いた。

 2人は受賞を喜び、田中さんは「将来、医療に携わりたい。関係する新聞記事を読み、自分を磨く」と決意。一ノ渡君は「新聞から多くを学び、視野を広げたい」と話した。

2012年11月30日 無断転載禁止

こども新聞