米子境港 「課題山積の安倍政権~難局をどう乗り越えるか」 川上高志氏

川上 高志氏
 原発、消費増税、外交、TPP…

 政権交代でどう変わる、“日本丸”の舵取



   講 師 川上 高志氏
         (共同通信社論説副委員長)
   
   演 題 「課題山積の安倍政権~難局をどう乗り越えるか」



 山陰中央新報社の「米子境港政経クラブ」は平成25年1月29日(火)に定例会を開催します。今回は、共同通信社論説副委員長の川上高志(かわかみ・たかし)氏を講師に迎え、「課題山積の安倍政権~難局をどう乗り越えるか」と題して講演してもらいます。果たして、安定政治を望む国民の期待に応えることが出来るのか。日米同盟の絆は強化されるのか。右傾化を懸念する中韓とどう向き合うのか。新政権への期待と不安を、川上氏に詳しく解説していただきます。


  12月16日投開票が行われた衆院選は、「自民党」「公明党」合わせて325議席(全議席の67.7%)を獲得、約3年3ヶ月ぶりの政権交代となった。この議席数は、法案が参院で否決されても衆院で再可決出来る3分の2を超える。一方、「民主党」は230あった議席を57議席に減らし、歴史的な大敗北となった。また、第三極勢では「日本維新の会」「みんなの党」が躍進したが、「日本未来の党」は62議席をひと桁台に減らし大幅後退となった。

 年末26日に安倍新内閣が発足したが、政権の行く手には様々な課題が横たわっている。安倍氏は何よりも「日米同盟を強固にした上で中韓関係も改善したい」意向のようだが、憲法改正や集団的自衛権の行使容認なども掲げる“タカ派路線”への傾斜は、内外に波紋を投げかけている。公明党との連立維持とどう、整合性をとるか。

 また、TPP問題も安倍氏にとっては“踏み絵”そのもだ。経団連は参加表明を求めるが、JAや地方議員は反対の大合唱だ。日米関係強化を掲げる以上、推進は避けて通れないだろう。まさに正念場となりそうだ。

 もう一つ、今回選挙の論戦で大きなテーマになった「原発」の存廃は、エネルギー政策、さらには震災復興との兼ね合いもある。自民党は経済界の意向に沿う方向で、唯一「原発ゼロ政策」に否定的だ。「可能な限り原発依存度を減らす」とするが、再稼働問題も含め、政権のスタンスがはっきりと示せるかどうかも問われる。

 さらに経済政策、消費増税、医療・年金などの諸課題を、新政権がどう乗り越えることが出来るのか。川上氏に分かりやすく話していただく。


<川上氏のプロフィール>

 1983(昭和58)年、東大法学部卒、共同通信社入社。松山、神戸、仙台の各支社局を経て91年から政治部。官邸、与党、野党、外務省などを担当。外務省キャップ、官邸キャップを経て2004年政治部次長。07年論説委員、12年6月より現職。岡山県出身、53歳。

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2013年1月24日 無断転載禁止