霊感商法で高額祈とう料 通販使った手口にも注意



 雑誌に「恋愛成就の念珠、1カ月効果がなければ全額返金」と載っていた。交際中の男性とうまくいっていなかったので、念珠(1万円)を注文した。しかし、1カ月たっても何の効果もなく、電話で返金要求したところ「霊能力者の先生に相談した方がよい。無料だから」と言われ、指示通り写真を送り電話で相談した。先生は「先祖の悪霊が取りついている。男性の背後に女性の影も見える。悪霊払いの祈とうをしないとうまくいかない」と言われ、祈とう料25万円を支払った。しかし、5カ月たっても効果がない。だまされたと思うので祈とう料を返金してほしい。




 雑誌広告には「昔の彼と復縁した」という体験談や霊能力者が購入者の願いを商品に封じ込めている写真が掲載されていました。そして、商品と共に「効果がない時は電話連絡するように」との手紙が添えられていたのでかけたと言っていました。このように、悩みや不安がある人に「放置すると大変なことになる」などと根拠のない説明をして不安をあおり、高額商品を買わせる手口を霊感商法と言います。

 20年以上前から、印鑑、つぼ、水晶玉等の商品が訪問販売などにより霊感商法で販売されてきました。最近は通販で開運グッズを注文した人に、電話をかけさせて、上手に消費者の悩みを聞き出し、悩みの深い人を探して、不安をあおって高額な祈とうの契約をさせるケースが増えています。注意しましょう。

 電話をかけさせるのは電話勧誘販売に当たります。電話勧誘販売では(クーリングオフ等を記載した)書面交付義務、不実告知の禁止等の規制があります。これらの規制に違反している場合は、クーリングオフにより解除、根拠のない説明をして信用させたことなどの問題点を指摘して契約の取り消しなどの主張ができます。詳しくは、お住まいの市町村の相談窓口か県消費者センターへご相談ください。

■情報提供=島根県消費者センター 電話0852(32)5916、同石見地区相談室 電話0856(23)3657

2013年2月4日 無断転載禁止