松江でグローバル戦略セミナー 東南アジア高い市場性学ぶ

海外市場・投資先として、東南アジアなどの魅力と課題を学ぶ来場者=松江市千鳥町、ホテル一畑
 人口増や経済発展が続く、東南アジアやインドでのビジネスの可能性を探る「グローバル戦略構築セミナー」が23日、松江市内のホテルであった。日本貿易振興機構(ジェトロ)の専門家2人が、各国の市場・投資先としての魅力と課題を語った。

 セミナーは、島根県、しまね産業振興財団、山陰中央新報社が主催し、ジェトロ松江、山陰インド協会が共催。経営者ら80人が参加した。

 ジェトロ海外調査部アジア大洋州課の伊藤博敏氏は、タイやベトナム、マレーシアなど各国の労働人口や賃金水準を紹介。日本企業の海外進出先の63%をアジアが占め、「その構成比は年々高まっている」とした上で、外資規制や税制リスクも多く「目的、動機によって国を選ぶ必要がある」とアドバイスした。

 現地勤務経験があるインドについては「人口12億人の労働力と購買力は成長の源泉。他国に比べ在留邦人が少なく、日本企業の進出拡大の余地がある」と位置付けた。

 続いて、ジェトロジャカルタ事務所長の富吉賢一氏がインドネシアに特化して解説。「数年後に中間層が人口の半分を超す。貯金をあまりせずに物を買う層がどんどん増え、高度成長期の日本のような国」と高い市場性を強調した。

 労働争議の多さやインフラ不足などの問題を指摘した半面、「日系企業の4社に3社が黒字」とのデータに触れ、有望な進出先であるとの認識を示した。

2013年7月24日 無断転載禁止