文化センター会員の近作が川柳教室で合同句集

川本畔さん(中央女性)を囲み、句集の完成を喜ぶ会員
 松江市殿町の山陰中央新報文化センター松江川柳教室「畔庵(ほとりあん)」に通う会員らが、このほど合同句集を発行した。5冊目の句集には、1枚の写真から句想を練る「イメージ句」などを掲載。活動の幅を広げた近年の創作の軌跡を、一冊にまとめた。

 今年で発足10年を迎えた教室は、同市外中原町の川本畔さん(78)を講師に、12人の会員が学ぶ。課題に沿って詠んだ句を、月1回の例会に持ち寄って批評し合い、川柳の腕前を磨いている。

 句集は隔年で発行し、ここ2年の作品を収録。「脱ぐ」や「キャベツ」などさまざまな課題を受けた会員が、暮らしに根ざした感情を織り交ぜながら「寂しさを脱いだり着たりこれからも」「芽キャベツの甘い香りに亡母がいる」などと作句し、一人につき五十数句を収めた。

 また、3年ほど前から教室で始めたイメージ句はカラー写真付きで川柳を紹介。地面に革靴が散らばっている写真など、抽象性の高いテーマの下、会員が自分の感受性を頼りに創作している。

 句集はA5判163ページで100部作製し、県内の図書館などに寄贈。川本さんは「使い古された言葉に頼らず自分で生み出した言葉を使い、常に新しいものを目指したい」と話した。

2013年8月31日 無断転載禁止