紙上講演 日本ビール文化研究会理事顧問・サッポロビール社長付 端田晶氏

日本ビール文化研究会理事顧問・サッポロビール社長付 端田晶氏
ビールの楽しみ方

冷たいうちテンポも重要

 山陰中央新報社の石見政経懇話会の定例会が3日、浜田市であり、日本ビール文化研究会理事顧問でサッポロビール社長付の端田晶氏(57)が「ビールの楽しみ方」と題して講演、おいしく飲むこつを説いた。要旨は次の通り。

 ビールをおいしく飲むのなら、まずは人気のあるビアホールに行くのがいい。ビールが良くはけている分、新鮮なものを飲めることにもなる。

 座るのは、つぎたてを飲めるビアカウンターの前が一番。ぬるくなるとおいしくないので、10~15分で飲み干せる小ジョッキかタンブラーを選ぶのがお勧めだ。

 飲むテンポも大事。飲んでいくとジョッキなどの内側に「レーシング」と呼ばれる泡の輪ができる。このレーシングが等間隔にできるようにするのが良い飲み方。等間隔のレーシングができたジョッキを見ると店員も「良い客だ」と思って、お代わりのビールを「おいしくつごう」と気合を入れるものだ。

 ホップには利尿作用がある上、飲んでいるうちに汗をかいたりして脱水が進むので、ビールを3杯飲んだら水を1杯飲むのがいい。口の中が爽やかになり次のビールもおいしくなる。

 一方、「家飲み」もおいしくする方法はある。缶ビールは炭酸が強すぎるので、グラスに注いでガスを抜く。さらに泡を豊かに立てると、にがみが泡に吸着されてまろやかになる。うまく泡を立てる方法は、3回に分ける「三度つぎ」。発泡酒でも「第三のビール」でも、この方法でおいしくなる。

2013年9月4日 無断転載禁止