(41)桜江大橋(江津)

3色に塗られた江津市桜江町のシンボル「桜江大橋」
 桜並木に見立てて配色

 8月下旬から9月上旬にかけ、県西部を襲った豪雨。9月4日、氾濫危険水位を超えた江の川では、江津市桜江町川戸、谷住郷の両地区を結ぶ「桜江大橋」が、いつもと変わらない姿で濁流の中にそびえ立ち、住民の往来を守った。

 現在の大橋は、1972(昭和47)年の水害で流出した橋を、県が12億8千万円をかけて再建したもので、77年に完成。「47水害」で被害を受けた同町川戸地区は、橋の再建とともに、地区内のかさ上げや堤防建設が進んだ。

 完成当時の旧桜江町の広報紙には「新桜江大橋は、町のシンボルとして、いつまでも堅(けん)ろう、優美であれ、そして水害には、いつも泰然たれ!」との言葉が躍る。

 当初、橋の色はグレーだったが、87年に町のシンボルカラー3色に塗り替えられた。石見地方の抜けるような青空(空色)、町名の桜(ピンク色)、山野の草木(若草色)からイメージした色で、町の中心部に続く桜並木に見立てて配色した。

 同市桜江支所の今田三之支所長は「3色の橋といえば、道案内でも分かりやすい。目印としてふさわしく、橋は住民に定着したシンボル」と話している。

2013年9月19日 無断転載禁止