借金申し込んだら携帯5台購入に 怪しい業者には注意を

【相談】

 お金が必要になり、ネットで見つけた貸金業者に電話をした。「あなたの名前がブラックリストに載っており、このままではお金を貸せません。携帯電話を買って実績を作れば名前を消せます」と言われ、指示された携帯ショップに行った。

 1台だけ買うつもりでいたら、業者がショップと話をしていて5台買うこととなり、分割払い契約をした。業者から、融資の代わりに、携帯を高値で買い取るという買い取り屋を紹介され、宅配便で発送したが、急に心配になり取り戻し手続きをして現在、携帯は手元にある。


【アドバイス】

 振り込め詐欺などに悪用する目的で、悪質業者が第三者をそそのかして携帯電話を不正入手する事例が後を絶ちません。相談者もそうした悪質業者にだまされたと考えられます。同種の相談事例では携帯電話をだまし取られ、融資も実行されずに貸金業者と連絡が取れなくなりました。

 こうした事例では、貸金業者の指示通りに行動しただけなのに、消費者自身が罪に問われることになりかねないので、注意が必要です。

 携帯電話不正利用防止法では、契約者が携帯会社に無断で第三者に携帯電話を譲渡することを禁止し、状況によっては処罰の対象となります。また、転売目的を隠し、自分で利用するつもりも代金支払いの見込みもないのに契約を結んで携帯電話を入手することは、詐欺罪適用の可能性もあります。

 携帯電話を取り戻したとしても、販売店への支払いは残っており、結果として借金が大きく膨らむことになってしまいました。

 毎月の返済ができなくなった場合や消費者金融から借り入れができなくなったときは、怪しい業者に頼らず、できるだけ早くお近くの消費者相談窓口にご相談ください。


■島根県消費者センター 電話0852(32)5916、■同石見地区相談室 電話0856(23)3657

2013年10月7日 無断転載禁止