インド経済情勢 駐日インド首席公使が講演

インド経済の将来性について語るサンジャイ・パンダ駐日インド首席公使=松江市殿町、島根県民会館
 インドのサンジャイ・パンダ駐日首席公使が25日、松江市内でインドの経済情勢について講演した。人口増に伴い、今後も経済成長が見込まれると強調。同国側は、日本の中小企業の持つ高い技術力に期待しており、「分析、調査し、ビジネスにつなげてほしい」と呼び掛けた。

 パンダ公使は、ITを活用したサービス分野を中心に成長を続けるインド経済について説明。12億人という世界第2位の人口や、英語を操る豊富な労働力に恵まれ、企業進出が活発化している実態も紹介した。

 出席した企業経営者らに対し、「インドにはない、日本の高度な技術力が求められている」と強調。製造業や水環境などのインフラ事業、食品加工、健康産業といった10分野で商機があるとした。

 さらに、日印政府による「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想」に触れ、「日印は歴史的なしこりがない。事業拡大を目指す日本企業のハブ(拠点)となる」と両国間の今後の経済的な結び付きを展望した。

 講演は、山陰インド協会が11月に経済視察団を同国に派遣するのを前に、島根県日印友好交流推進議員連盟と共催。国際協力機構南アジア第1課の松本勝男課長も、経済指標を基にインドの姿を伝え、30人が聴いた。

2013年10月26日 無断転載禁止