訪印中の視察団、インド商工会議所連合会と懇談

企業間の連携の可能性について話し合う山陰インド協会経済視察団の団員(写真奥)と、インド商工会議所連合会の幹部(写真左側)=6日午前、ニューデリー、同連合会
 【ニューデリー=経済部・森安哲史】訪印中の山陰インド協会の経済視察団(団長・古瀬誠同協会名誉会長・21人)は6日、ニューデリーのインド商工会議所連合会(FICCI)で幹部と懇談した。インドの経済団体とは初の面談で、双方に加盟する企業間の連携の可能性を探っていくことで合意。山陰の対印交流の歴史に新たな1ページを刻んだ。

 連合会はインド全土の約500の商議所などで運営する同国内最大の経済団体。25万社以上が加盟し、日本への企業視察や日系企業向けセミナーの開催を通じ、日印ビジネスの連携を図っている。

 懇談はアルビンド・プラサード事務局次長をはじめ、幹部ら15人が応対。視察団にITや水環境、観光分野の経営者が参加していることから、担当幹部がインドでの各分野の概況を紹介した。

 このうち水環境では、農業、産業、家庭用のいずれもインフラ整備や浄化能力が追いついておらず、日本の高い技術が求められていることが報告された。

 プラサード事務局次長は、約12億人を抱える人口が今後も増加し、商機は広がると強調。

 一方で、国内では雇用創出も課題となるため、「日本からの投資は非常にありがたい。できる限り支援する」と述べ、企業間連携を進める考えを示した。

 視察団は同日、インド政府の商工、外務、観光の3省も表敬。インド在住で、日系商社や重工メーカーなどで活躍する山陰両県出身者7人とも交流し、今後の両地間の発展に向けた意見交換を行った。

 経済視察は、2日から8日間の日程で行っている。

2013年11月7日 無断転載禁止