石見・石西 「日韓・日朝関係の現状と日本の対応」

  朝鮮半島の近くて遠い国

    首脳会談さえ開けない日韓

      日朝懸案の「拉致」解決は



   講 師  辺  真 一 氏(コリア・レポート編集長)
   
   演 題  「日韓・日朝関係の現状と日本の対応」



 山陰中央新報社の「石西政経懇話会」「石見政経懇話会」は平成25年12月12日(木)・13日(金)に定例会を開催します。今回は、コリア・レポート編集長の辺真一(ぴょん・じんいる)氏を講師に迎え、「日韓・日朝関係の現状と日本の対応」と題して講演してもらいます。


  日韓間には「竹島」「歴史認識」「従軍慰安婦」「徴用工裁判」など、また日朝間には最大懸案の「拉致」はじめ「核」「ミサイル」といった難題が横たわる。朝鮮半島の、一番近いはずの隣国でありながら、外交的には“一番遠い国々”だ。

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、一貫して日本の歴史認識批判を続けている。11月13日には、プーチン大統領との韓ロ首脳会談後、「北東アジアで『歴史に逆行する言動』が国家間の協力を妨げている」との共同声明を発表、名指しこそ避けたものの日本を強く牽制した。朴大統領が今年2月に就任以来、一度も日韓首脳会談が開かれないという異常事態が続いている。ただ、ここにきて韓国各紙の論調が、“反日一辺倒”から微妙に変わりつつあるのも事実だ。また、ソウル市長は会見で「政府レベルとは別に、日韓都市間交流で協力関係は築ける」と意欲を見せた。安倍首相は「対話のドアは常にオープン」と公言しており、日韓の今後の成り行きが注目される。

 一方、この5月には飯島勲・内閣官房参与が突然、北朝鮮を訪問した。懸案の「拉致問題」解決に向けての進展が期待されたが、今のところ目立った動きはない。また、アントニオ猪木参院議員が、国会の不許可を押し切って訪朝する一幕もあった。さらに、朝鮮半島の非核化を目指すとしながら、5年近くも止まっている「六カ国協議」の再開に向けて、日米韓および中国の動きが活発化している。議長国・中国は米への働きかけを強めており、また日米韓・日中韓・中韓でも再開に向けての条件協議が精力的に行われている。こんな中、北朝鮮国内では11月から1月にかけ「延坪島砲撃3周年」「テポドン3号発射1周年」「金正日総書記死去2周年」「金正恩誕生日」などの重要な節目を迎える。これらに連動した行動があるかどうか、予断を許さない。

 ところで、今回の講師:辺真一氏は近著「世界が一目置く日本人、残念な日本人」(三笠書房)の中で、次のような日本人観を披露している。曰く「日本人は理由もなく自信をなくしている」「日本人の憂鬱、それは成熟社会のジレンマに陥ったに他ならない」「領土問題に意外と淡泊なのは愛国教育の差」「歴史認識の欠如が誤解を生み出す原因に」等々。その一方で「日本は中国・韓国の20年先を行っている」「アジアのリーダーとしての自覚を持つべきだ」とも。

 日韓・日朝関係の現状と、これからの日本の対応について、コリア・レポート編集長の辺真一氏はどう読み解くのだろう。ご期待下さい。   (事務局長 友定雅紀)



 <辺真一氏のプロフィール>

 1971(昭和46)年、明治学院大学卒業。朝鮮新報社入社。英字紙、社会部記者を経て80年退社。82年、朝鮮半島専門誌「コリア・レポート」創刊、現在に至る。99年、参院朝鮮問題調査会で参考人として証言。2003年、沖縄大学客員教授。拉致問題や核開発など一連の北朝鮮問題に関し、精力的にメディア発信を続けている。著書に「世界が一目置く日本人、残念な日本人」(三笠書房)「『金正恩の北朝鮮』と日本」(小学館101新書)「45分で分かる!14歳からの北朝鮮のすべて。」(マガジンハウス)「『金正日』の真実 狡猾、滑稽な『将軍様』」(小学館文庫)など多数。東京都出身、66歳。

   (本会は会員制です)

■政経懇話会のページへ↓

http://www.sanin-chuo.co.jp/seikeikon/index.html

2013年11月25日 無断転載禁止