プロバイダー契約業者が遠隔操作 セキュリティー危険にさらす

【相談】

 「インターネット接続サービスを提供するプロバイダーを乗り換えれば、料金が安くなる。変更作業は遠隔操作で行う」と電話で業者に勧誘され、承諾した。業者のパソコンからインターネットを介し、こちらのパソコンを遠隔操作するという。業者から電話が再びかかり、指示通りにパソコンを操作。業者が遠隔操作して手続きが終わった。

 後日送られてきた書面を見て、セキュリティーに関するオプションなど、頼んでいないサービスを勝手に申し込まれており、以前より料金が高くなることが分かった。個人情報の漏えいも心配なので解約したい。


【アドバイス】

 遠隔操作によるプロバイダー契約トラブルの相談が寄せられています。

 操作手順は、自宅パソコンをインターネットにつなぎ、指定された英数字のURL(ホームページの住所)を入力します。すると、プロバイダー申し込みに関するチェック画面が表示されます。

 複数の項目についてチェック後、「同意する」をクリック。表示されたID番号とパスワードを相手に伝えると、すぐに遠隔操作を行える状態になります。自分のパソコンと同じ画面が相手のパソコンに表示され、相手は遠隔操作できるようになるのです。

 電気通信サービスはクーリングオフ制度の適用がないので、変更設定手続き完了後の一方的なキャンセルは難しいと思われます。ただ、説明と違うことがあれば、交渉の余地はあります。今回の相談では、承諾していない契約をさせられたことを理由に、解約することができました。

 業者に自分のパソコンを遠隔操作させると、最終的な契約内容を確認できないだけでなく、パソコン内の情報を業者に見られたり、自分のパソコンを自由に操作されたりするなど、セキュリティーを危険にさらす可能性があります。安易に勧誘業者に遠隔操作をさせて契約をしないようにしましょう。


■島根県消費者センター 電話0852(32)5916 ■同石見地区相談室 電話0856(23)3657

2013年12月2日 無断転載禁止