強引に送りつけられた健康食品 現金書留封筒が同封も

【相談】

 「10月に注文を受けた健康食品が出来上がったので今日発送する」と電話があった。全く心当たりがない。頼んでいないと言ったが「申し込みの時の録音がある。キャンセルはできない。裁判をしたら10万円払ってもらうことになる。今なら3万円で済む」と強く言われ、怖くなり仕方なく承諾した。送られてきた中に現金封筒があり、金額欄など全て記入済みだった。納得がいかない。やめたい。


【アドバイス】

 「高齢者を狙って、注文していない健康食品を強引に送りつけられる」という相談が2012年12月から急増しています。

 以前は代金引換配達で送られることが多かったのですが、最近は商品と一緒に現金書留封筒が同封される事例があります。その後、電話で「年金が入ったら、すぐに支払え」と脅すような口調で何度も支払いを迫られたり「連絡ください」という電報が届いたりする手口もみられます。

 今回は、クーリングオフが適用になる電話勧誘販売なので、はがきに必要事項を記入し契約解除の通知を出すよう助言しました。

 今回のようなケースでは以下のように対応しましょう。

 ▽申し込んだ覚えがなく購入するつもりがない場合は、きっぱりと断る▽断ったのに一方的に送りつけられた場合は、受け取りを拒否する▽断り切れずに承諾した場合は、クーリングオフが利用できる▽トラブルに遭う人の大半が高齢者。家族や周囲の方も注意して見守る-。

 クーリングオフ制度は、訪問販売や電話勧誘販売など特定の取引で、契約してしまった後で消費者が冷静に考え直す時間を与え、契約書面を受け取った日を含め8日以内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。電話ではなく、はがきなどの書面で行います。

 健康食品の箱の見えない所に、隠すように契約書面が入っていたという事例もありますが、このようなときなどはクーリングオフの期間が過ぎていても交渉ができる場合もあります。ご相談ください。


■島根県消費者センター 電話0852(32)5916 ■同石見地区相談室 電話0856(23)3657

2014年1月6日 無断転載禁止