きらめく星たち(2) 2月の星空

 この連載(れんさい)企画では月に1回、次の月に見える星空を紹介(しょうかい)します。

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 見ごろはオリオン座

 2月に見ごろなのは、何と言ってもオリオン座です。きれいに並(なら)んだ三つの星と、それを囲(かこ)む四つの星。合わせるとリボンの形になります。糸巻(いとま)き形とも言えるでしょうか。砂時計(すなどけい)みたいだなんていう人もいます。とにかく、たいへん整った星の並びで、冬の星座の代表、いえ、すべての星座の代表といってもよいでしょう。分かりやすい星座なので、すぐ見つかると思います。2月中旬の午後8時ごろなら、南の空に図のように見えます。

 「砂時計」の左上の星はベテルギウス、右下の星はリゲルと呼ばれています。それぞれ「脇(わき)の下」、「左足」という意味を持っています。どうしてそんな名前が付いたのでしょうか。

 それは、オリオンが何かを考えればよいのです。オリオンは人の名前。昔の人が星と星を線で結んで夜空に絵を描いたものが星座です。彼らは、この形をオリオンという狩人(かりうど)に見立てました。オリオンさんの星座だからオリオン座。二つの明るい星は彼の脇の下と左足に当たるのです。

 オリオン座から南に目をやると、もっと明るい星があります。おおいぬ座のシリウスです。シリウスとベテルギウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶと、「冬の大三角」が完成(かんせい)。この冬は、その上にシリウスよりも明るい木星が見えています。

 他にも明るい星がオリオン座を取り囲むように、冬の大六角形として輝(かがや)いています。冬はにぎやかな星空が楽しめる季節なのです。

 (島根県立三瓶自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵)

2014年1月25日 無断転載禁止

こども新聞