きらめく星たち(7) 太陽周回する身近な存在

探査機カッシーニが撮影した土星(NASA提供)
惑星めぐりの旅

 宇宙の図鑑(ずかん)を開くと、惑星(わくせい)のことが多くのページにわたって記されています。惑星とは太陽の周(まわ)りを回る星。地球のきょうだいといっていい天体で、それだけ身近(みぢか)な存在(そんざい)だからでしょう。これからそんな惑星たちを見に行きます。超高速の宇宙船に乗り、惑星をめぐる遊覧飛行(ゆうらんひこう)をすると想像(そうぞう)してください。

 惑星は全部で八つ。私たちの地球は太陽に3番目に近い惑星ですが、最も近いところを回っているのが水星です。クレーターと呼ばれるくぼみがたくさん見られ、まるで月のようです。その外側(そとがわ)を回るのが金星。地球と同じぐらいの大きさですが、分厚(ぶあつ)い雲に覆(おお)われ、のっぺりと白く、まぶしいです。

 次は地球を越え、一つ外の火星に行きましょう。表面は赤い土。エベレストの3倍も高い山や、グランドキャニオンの7倍も深い谷が見えます。

 5番目の惑星は木星。直径(ちょっけい)が地球の11倍もあり、最大の惑星です。しま模様(もよう)が特徴(とくちょう)で、よく見ると渦(うず)巻くように複雑(ふくざつ)に動くガスの流れだとわかります。

 そしてハイライトは、6番目の土星です。白く輝(かがや)く氷の環(わ)を持つ土星の姿が間近に迫(せま)ると、涙(なみだ)が出るかもしれません。その外側を回る天王星と海王星も青色の美しい惑星です。

 今の図鑑には探査機(たんさき)で撮影(さつえい)された惑星の写真がふんだんに使われていますが、昔はイラストでした。望遠鏡(ぼうえんきょう)での観測(かんそく)などをもとに想像して描かれたのです。皆さんも望遠鏡で惑星を見て、想像を膨(ふく)らませることができるはず。望遠鏡がなくても、公開天文台や地域の天体観察会に参加して見てください。

 (島根県立三瓶自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵)

2014年4月8日 無断転載禁止

こども新聞