文化センター表装受講者ら掛け軸39点 松江で作品展

出品された作品の表装の工夫を見る受講者
 山陰中央新報文化センター松江教室(島根県松江市殿町)で表装を学ぶ受講者らの作品展が2日、松江市東朝日町の中国電力ふれあいホールで始まった。書画を和紙や絹に張り、掛け軸に仕立てた作品39点が展示されている。4日まで。

 作品展は表装教室の受講者とOBでつくる「一文字会」(西尾辰郎会長、25人)が毎年1回、同市内で開催しており、今年で26回目。今回は、教室で指導する出雲市大津町の表具師、鐘築憲一さん(64)と受講者、OB12人がこの1年間に制作した作品を披露した。

 会場には、般若心経の書に3種類の布を組み合わせた「三段表装」の作品や、洋室にも飾れるようにコイの墨絵に穏やかな色合いの和紙を用いた「デザイン表装」の作品などが展示。鐘築さんは、禅僧の墨跡を茶席向けの軸に仕立てた作品を紹介しており、来場者の目を引いている。

 鐘築さんは「書画の雰囲気を引き立てるのが表装の魅力。日本の伝統的な技術を知ってほしい」と話している。

2014年5月3日 無断転載禁止