山陰きらりキッズ(9) 美郷、出雲へ出向き練習

練習に励む岩谷省吾君=大田市大田町
 ソフトテニス・岩谷 省吾君 大田小学校5年

 攻めの姿勢(しせい)を貫(つらぬ)き、ひた向きに球を追うソフトテニスの選手、岩谷省吾君=大田市立大田小学校5年、同市大田町。全国大会にも出場する10歳の新鋭(しんえい)だ。さまざまな試合相手や練習方法を求めて貪欲(どんよく)に市外へ出向き技術向上(ぎじゅつこうじょう)に余念(よねん)がない。

 ソフトテニスを始めたのは、小学1年のころ。ソフトテニス部に所属していたいとこの影響(えいきょう)だった。「ポイントが決まると楽しい」とのめり込み、本格的に取り組むため同3年の時から、島根県美郷(みさと)町を拠点(きょてん)とする美郷ソフトテニスクラブに所属(しょぞく)している。

 練習拠点の美郷町のテニスコートまでは、自宅から車で約30分ほどの距離(きょり)。家族に送迎してもらい週2日程度、ボレー、サーブなどの基本や試合形式の練習に汗を流す。

 同クラブの代表を務める岸寿男さん(79)は「大田から来るのも大変だと思うが、とにかく練習熱心。とれないような球でも向かっていく」と評価し、今後の成長を期待する。

 さらに出雲市にも赴(おもむ)いて練習に励(はげ)む。現在、出雲ジュニアソフトテニスクラブの永瀬元夢君(10)=出雲市立大津小学校5年=とダブルスのペアを組み、各種大会に出場している。

 後衛(こうえい)の岩谷君が粘(ねば)り強くつなぎ、前衛の永瀬君が攻めるスタイル。昨年10月に開催された「ねんりんピックジュニア記念大会」の県大会4年生以下の部で優勝し、3月に千葉県で開かれた全国大会に出場。4月に開かれた山陰ソフトテニス選手権の男子Bの部(5年生以下)では2位に入った。

 「島根県内の同年代の選手では1、2位を争う実力を持つペア」という評価もあるが、満足はしていない。「試合中に声を掛け合うことで成長していきたい。各大会で一つずつ勝利を重ねていく」と先を見据え、さらなる進化を求めている。

2014年5月11日 無断転載禁止

こども新聞