こどもトピック 飛距離100メートル以上の大記録も

講師の今岡克己さん(中央)から製作のこつを聞く児童=松江市東出雲町揖屋、エステック
 ペットボトルロケットに挑戦
          松江少年少女発明クラブ


 科学実験や工作を通じてものづくりの魅力(みりょく)に触(ふ)れる「松江少年少女発明(はつめい)クラブ」の2014年度の活動がこのほど、始まりました。初回は、松江市内の12小学校から集まった4~6年生15人が、遠くへ飛ぶペットボトルロケットを作ろうと奮闘(ふんとう)しました。

 ものづくりの魅力に触れる

 同クラブは、06年10月に「松江サイエンスクラブ」として誕生。13年に公益社団法人(こうえきしゃだんほうじん)発明協会(東京都)の認定(にんてい)を受け、松江少年少女発明クラブになりました。発明クラブは山陰(さんいん)両県に5団体あります。

作ったペットボトルロケットを打ち上げる児童=松江市東出雲町錦浜、錦浜ふれあい広場
 松江のクラブは主に毎月1回、第4土曜日の午後に活動します。科学や生物、地学(ちがく)といった分野の専門家が講師(こうし)になり、化石採取(さいしゅ)体験や3D立体プリンターの仕組(しく)み学習をします。

 この日、精密機器(せいみつきき)を造る会社エステック(松江市東出雲町揖屋(いや))であった開講(かいこう)式のあと、コンピューターのプログラムなどを手掛けるワコムアイティ(松江市北陵(ほくりょう)町)の社長、今岡克己(かつみ)さん(60)を講師に、児童がロケット作りに取り組みました。

 子どもたちは1・5リットルのペットボトル3本を切ってつなぎ、先端(せんたん)部分や羽根(はね)を張り付けました。今岡さんは「失敗を怖(こわ)がらないで。工作で付けた手の傷(きず)は宝物だ」と話し、はさみやカッターナイフの使い方を教えました。

 完成後は、近くの錦浜(にしきはま)ふれあい広場でロケットを飛ばし、飛距離(ひきょり)の計測(けいそく)会をしました。100メートル以上の大記録(きろく)を出した児童もいて、勢(いきお)い良く飛ぶロケットに児童や保護者からは歓声(かんせい)が上がりました。

 松江市立法吉小学校4年の富山直音(とみやまなおと)君(9)は「工作が大好き。上手にできた。これからの活動もとても楽しみ」と話しました。

 松江工業高等専門学校名誉教授(めいよきょうじゅ)で同クラブ会長の浜野浩幹(ひろき)さん(73)は「売っているキットを買うのは簡単(かんたん)だが、自分で『何か作れないか』と考え、工夫することが大事だ」と話し、想像(そうぞう)力を持って、ものづくりに挑戦(ちょうせん)するよう呼び掛(か)けています。

2014年5月2日 無断転載禁止

こども新聞