山陰きらりキッズ(10) 2年連続満点トップ狙う

数学の問題を解く中平征志君=松江市菅田町、島根大学附属中学
 しまね数リンピック・中平征志君 島根大学付属中学校3年

 「数(すう)リンピックで2連覇(れんぱ)を目指す」。島根大学付属中学校(松江市菅田町)3年の中平征志(なかだいらまさし)君(14)=米子市三本松(さんぼんまつ)1丁目=は、昨年10月の「しまね数(すう)リンピック」中学生個人の部で100点満点をとり、最優秀賞(さいゆうしゅうしょう)を獲得(かくとく)。今年も「頂点(ちょうてん)」を狙(ねら)い日々、数学の難問(なんもん)を解(と)き続けている。

 しまね数リンピックは、島根県教育委員会が小中学生の学力アップを目的に2009年度から開き、昨年度の大会には1025人が出場。中学生個人の部は128人が、難度(なんど)の高い図形や確率、方程式などの7問で競った。

 「普段から家庭で数学が話題になる」。中平君は、自宅で母親が算数と数学の学習塾(がくしゅうじゅく)を経営。小さいころから数字に触(ふ)れてきた。

 高校3年の兄武志(たけし)君(18)が、10年度のしまね数(すう)リンピック中学生個人の部で最優秀賞を受賞。後を追うように12年度の大会から出場し、同部で85点をとって優秀賞に選ばれたが、苦手な確率の問題が出て、時間内に解けなかった。

 「解き方を人に教えてもらうのは負けたような気がする。解けるまで1人で考える」と明かすほど、負けず嫌い。悔(くや)しさを胸に連日、自学に励(はげ)み、確率や図形などの問題を繰(く)り返し解いた。昨年度は、その成果を発揮しての「ノーミスでの最優秀賞」に心を躍(おど)らせた。

 数学の面白さを感じるのは、いろいろな数式や公式を駆使(くし)して考える過程(かてい)と、問題を解いた瞬間(しゅんかん)。「難しい問題が解けたときほどうれしいし、楽しい」と話す。

 時間が空いたときには、数字のパズルゲーム「数独(すうどく)」などに没頭(ぼっとう)。学校の友人と交(か)わす会話は「なぜ空が青く見えるか」「地球が自転(じてん)しているのに、なぜ鳥は高速(こうそく)で飛べないのか」といった学問的な話題が多く、議論(ぎろん)に熱中する。将来は自然科学か物理学の研究職に就(つ)きたいと夢見ている。

 数リンピックは、自分の実力と可能性を試す場。10月の大会に向け「ちょっとしたミスもできないし、したくない。しっかり問題を解き、100点満点でトップを狙う」と意気込む。

2014年5月17日 無断転載禁止

こども新聞