きらめく星たち(14) 公開天文台に行こう

大きな望遠鏡で観察

 星が見たいけれど、見る方法がよく分からない。観察(かんさつ)したい天体があるけれど望遠鏡(ぼうえんきょう)がない―。そんな時におすすめなのは公開天文台に行くことです。

 公開天文台は全国に500カ所以上あります。そこには天体望遠鏡があって、皆さんに天体を見てもらえるようになっています。

 公開天文台に行けば、大きな望遠鏡で、その晩の空に出ているさまざまな天体を観察できます。望遠鏡で見るだけでなく、目で夜空の星をたどることもするでしょう。スタッフが星座や惑星(わくせい)の探(さが)し方を解説してくれるはずです。専門家がいるのでいろいろと質問することもできます。

 そして、そんな体験ができて天文台から帰った後、そこでの感覚を思い出しながら、夜空を見上げてほしいのです。そうすればこつがつかめ、星をずっと楽しめるようになります。

 ところで山陰には大きな公開天文台が3カ所あります。まず、この地方で最大の望遠鏡があるさじアストロパーク(鳥取市佐治町高山)。さらに、全国の公開天文台に先駆けて大型望遠鏡を備えた日原天文台(島根県津和野町枕瀬)には、それに次ぐ大きさの望遠鏡があります。

 両天文台の中間にあるのが、筆者も働いている島根県立三瓶自然館サヒメル(大田市三瓶町)。サヒメルは博物館ですが天文台もあるのです。望遠鏡の大きさでは二つの天文台に負けるものの、5台もの望遠鏡で次々と天体が見られます。これらのほかにも、天体観察ができる施設がいくつかあります。

 今年はさじアストロパークが20周年。来年は日原天文台が30周年を迎えます。山陰は公開天文台の先進地で、きれいな空と相まって天体観察をするには恵まれた地域と言えます。こんなに充実した地元の天文台を利用しないのは、もったいないですよ。

 (島根県立三瓶自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵)   

サヒメルの口径60センチの望遠鏡
日原天文台の口径75センチの望遠鏡
さじアストロパークの口径103センチの望遠鏡

2014年7月15日 無断転載禁止

こども新聞