わが家のシェフ(3) 苦味と甘味感じてみて

チョコレートタルト
 わたしたちは食事をするとき、「五味(ごみ)」だけでなく「五感」も使っています。視覚(しかく)(目)と嗅覚(きゅうかく)(鼻(はな))、味覚(みかく)(口)、聴覚(ちょうかく)(耳)、触覚(しょっかく)(手)の五つです。目では食べ物の色や形を見て楽しみます。学校から家に帰ってドアを開け、夕ご飯のいいにおいがする、これは鼻が働いています。

 耳は、お肉を焼いた場合の「ジュージュー」やせんべいを食べた際(さい)の「パリッ」という音を聞き、手は料理が入った器を持ったときの熱さや冷たさ、パンを手でちぎって食べるときの軟(やわ)らかさを感じます。五感を使うことで、よりおいしく食事を楽しむことができるのです。

 そして、食事のときに大切なのは家族の会話です。テレビを見ながら食事をしていては「五味」「五感」を感じることはできません。今回のレシピは「チョコレートタルト」。味覚の授業で子どもたちに苦味(にがみ)と甘味(あまみ)を感じてもらうために試食(ししょく)してもらうお菓子(かし)です。五味と五感を意識して食べてみてください。


 チョコレートタルト(60個)

1.タルト生地を作る。無塩(むえん)バター90グラム、グラニュー糖(とう)60グラム、卵30グラム、薄力粉(はくりきこ)220グラムを混ぜ、ひとまとめにし、冷蔵庫(れいぞうこ)で2時間以上休ませる

2.1をめん棒(ぼう)で2ミリの厚(あつ)さにのばし、2~5センチの花形の抜き型で抜き、180度のオーブンで10分前後焼く

3.ガナッシュクリームを作る。チョコレート(クーベルチュールスイート)100グラムは包丁(ほうちょう)で細かく刻(きざ)み大きめのボウルに入れておく

4.生クリーム(乳脂肪(にゅうしぼう)分38~40%)100ccを小鍋に入れて弱火にかけゆっくり加熱する。沸騰(ふっとう)直前になったら火から下ろし、3に注ぐ。2分置きゴムベラで混(ま)ぜる。溶(と)けたら無塩バター30グラムを加え、完全に溶かす

5.人肌(ひとはだ)程度に冷めたら泡(あわ)立て器でゆっくり混ぜながらクリーム状にする

6.5を搾(しぼ)り袋(ぶくろ)に入れて2の上に星の口金で搾る

 (出雲市の「ランコントレ」パティシエ・山口倭可子)

2014年4月29日 無断転載禁止

こども新聞