教員免許更新講習でNIE講座 現場での活用事例学ぶ

教員免許状更新講習の一環として開かれたNIE講座で新聞に目を通す教員ら
 教員免許状更新講習の一環として、NIE(教育に新聞を)の講座が18日、島根県松江市西川津町の島根大であり、小中高校の教員35人がNIEアドバイザー4人の講義に熱心に耳を傾けた。

 「学校におけるNIEと情報リテラシー」がテーマの講座では、福間敏之海士町教育委員会指導主事がNIE全般について話した後、松浦和之出雲市教委学校教育課主査、多久和祥司出雲市立光人塾指導講師、野津孝明宍道高校教諭がそれぞれ小、中、高校現場での経験を基に新聞を使った実践事例を紹介した。

 このうち、松浦主査は小学校での実践のキーワードとして「立ち止まってじっくりと」「子ども目線で楽しく」を挙げ、「校内に新聞とじっくり関われる場を設けたり、子どもだけでなく、先生も保護者も一緒に楽しめるよう工夫したりすることが大切」と話した。

 また、中学校の実践について多久和指導講師は「命」をテーマに生徒たちを幾つかのグループに分け、実際に産婦人科医院や阪神淡路大震災の被災者などを取材させて新聞作りに取り組んだ結果、その後の震災被災者のための募金活動、後輩への出前授業など、生徒たちの自主的な活動につながったと話した。

 受講した出雲市立高松小の和田禎二教諭(54)は「これまでも新聞を授業で活用してきたが、今回聴講して、あらためて新聞が有効な教材となることを再認識した」と話した。

2014年8月20日 無断転載禁止

こども新聞