読解力向上の実践例も 松江でNIEセミナー

野津孝明教諭(中央奥)の実践報告で、新聞記事の筆写に挑戦する参加者ら
 新聞を教育に活用するNIEに取り組む教育関係者ら対象にした「島根県NIE夏季セミナー」が21日、松江市宍道町宍道の宍道高校で開かれた。NIEの経験が豊富な教諭3人が実践例を紹介し、新聞の活用方法について意見交換した。

 新聞記事を授業に取り入れる教諭同士の情報交換や授業の充実を目的にしたセミナーは本年度2回目で、県NIE研究会(有馬毅一郎会長)が主催。教育関係者やマスコミ関係者ら約20人が参加した。

 事例紹介した3人は、NIEの経験が豊富な教諭を県NIE推進協議会が認定したNIEアドバイザー。このうち、同校の野津孝明教諭(47)は、新聞記事の前文を3分で平仮名に書き換え、自分で考えた見出しを付けて再び漢字仮名交じりの記事に戻すという筆写を「NIEトレーニング」と題して紹介した。

 野津教諭は、文章の空欄を埋める問題が苦手な生徒が増えていることに着目。問題文を十分に読解していないことが原因だったといい、授業の冒頭で筆写を継続的に実施したところ、読解力が付いたと報告した。

 その上で、「嫌でも本気で記事を読まないと、写すことはできない。続けることで、しっかり読ませる基礎トレーニングになる」と説明した。

2014年8月22日 無断転載禁止

こども新聞