島根 「政局 秋の陣」

 第二次安倍改造内閣スタート

       どうなる政治は、政局は



   講 師 柿崎 明二氏(共同通信論説委員兼編集委員)

   演 題 「政局 秋の陣」



 山陰中央新報社の「島根政経懇話会」は平成26年9月22日(月)に定例会を開催します。今回は、共同通信論説委員兼編集委員の柿崎明二(かきざき・めいじ)氏を講師に迎え、「政局 秋の陣」と題して講演していただきます。


  自民党の新役員体制、第二次安部改造内閣がスタートした。中でも最大の注目は幹事長ポスト。続投を希望した石破氏を外し白羽の矢が立ったのは、前法務大臣の谷垣禎一氏。党総裁経験者の起用という異例の人事だった。一方の石破氏は、一時“下野”説も飛び交ったが結局、新設の地方創生担当相就任を受諾した。来秋の自民党総裁選までは取りあえず“休戦”ということか。

 今回、過去最多に並ぶ5人の女性閣僚が就任した。政府が成長戦略で重視する「女性登用」を身をもって示し、政権基盤を固める安部首相。その一方で、自民党新執行部と安部改造内閣の行く先には数々の課題が立ち塞がる。

 
 【選挙対策】来年の統一地方選挙に先立ち、10月の福島県知事選挙、11月の沖縄県知事選挙をどう乗り切るか。滋賀県知事選での敗北を挽回すべく、谷垣幹事長と茂木選対委員長の手腕が問われる。

 【日中関係】尖閣諸島の国有化以降、極端に悪化した両国関係。未だに首脳会談すら開催出来ていない。11月に北京で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で、安部首相―習近平中国国家主席の会談実現が、さしあたってのカギとなる。岸田外相を留任させる一方で、谷垣・二階氏の執行部起用を関係改善への“サイン”と見る向きもある。

 【消費税再増税】今年4月に、5%から8%へと増税された。当初、「消費落ち込みは短期で解消される」見通しだったが、想定を上回る急ブレーキ。そこへもって、10%への再引き上げするかどうかの判断が年末までに迫られている。谷垣幹事長は財政再建を重視し、増税に前向きと言われているだけに首相の判断がどう出るか。

 【TPP】甘利経済再生担当相を続投させ、農相には前TPP対策委員長の西川氏を据えた。参加二国間および先進国―新興国の対立は根深い。膠着状態の続く農産物(重要5品目)・自動車・知的財産など、難航する分野でいかに合意形成が図れるかだが、これまでのところ歩み寄りの気配はない。

 【震災復興】初入閣の竹下亘氏が起用された。これまで遅れが指摘されていた復興事業だが、懸案だった中間貯蔵施設にも道筋が付きつつある現在、着実な進展が期待される。

 今回の講師:柿崎明二氏は政治・政局のエキスパート。この秋以降の政治・政局についてじっくりと語っていただく。  (事務局長:友定雅紀)



<柿崎 明二氏のプロフィール>

 早大文学部卒、共同通信入社。大阪支社社会部、松山支局、仙台編集部を経て1992年末から政治部。首相官邸、自民党、民主党、社民党、外務省、旧厚生省など担当。政治部次長(政局担当、政治資金公開担当、外交文書公開担当など)の後、2011年から編集委員、13年から論説委員兼務。厚生労働省独立行政法人評価委員会、地域医療機能推進部会委員のほか、TBS「朝ズバッ!」レギュラーコメンテーターもつとめた。著書に「次の首相はこうして決まる」「空白の宰相 チーム安部が追った理想と現実(共著)」など。秋田県出身、53歳。

  (本会は会員制です)

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2014年9月21日 無断転載禁止