こどもトピック 東出雲中(松江)ボランティア部

白鳥海岸でごみを拾うボランティア部の部員ら=松江市東出雲町下意東
若い力で地域貢献

 東出雲中学校(松江市東出雲町揖屋(いや))では今春、町内でごみ拾いや福祉施設訪問などに取り組む「ボランティア部」が立ち上がりました。1、2年生たちが中心となり、祭りの手伝いなどを通じて、地域の活性化に一役買っています。


清掃活動、祭り手伝い 福祉施設訪問にも力

 同校には、住民やボランティア団体から、町内で開かれるイベントや清掃活動などの際に「人の手が足りない」「若い人に手伝ってほしい」という、要望が相次ぎました。東出雲中学校としても地域に貢献(こうけん)するため部の設立を決めました。

 部員は1年生が10人、2年生が3人と若い顔ぶれ。顧問(こもん)の中尾文教諭(きょうゆ)によると、女子生徒10人が、部を引っ張っているそうです。部長を務める2年の角都果(みやか)さん(14)=松江市東出雲町意東=は「今までなかった部活を自分たちの手で作っているのが楽しい」と笑顔で話します。

 活動は大きく分けて三つ。町内の清掃活動、福祉施設への訪問、地域の祭りなどの運営補助です。

 清掃活動では、JR揖屋駅前や道路、公園といった町内のさまざまな場所でごみを拾ったり、遊具の落書きを消したりしています。駅前では菓子や空き缶などが落ちており、すぐにごみ袋がいっぱいになったそうです。同町下意東にある通称「白鳥海岸」では、動物の骨などとともに、捨てられたペットと思われるカメも拾いました。角さんは「自分たちが住んでいる町がこんなに汚れているとは思わなかった」と驚きます。

 福祉施設訪問では、県社会福祉協議会や地区社協の協力で、町内の高齢者福祉施設や幼児園を訪れます。各施設では、食事の際の手伝いや子どもたちと一緒に遊ぶ活動に取り組んでおり県社協の樋原敬士係長は「施設の手助けになるのはもとより、生徒たち自身の福祉教育にもつながる」と、歓迎しています。

 今後は、生活に困っている人への物資供給(きょうきゅう)や寄付金(きふきん)を集める国際協力なども視野に入れており、角さんは「自分たちにできることは何でもやれる部活にしたい」と力を込めました。

2014年9月5日 無断転載禁止

こども新聞