山陰きらりキッズ(21) 目指すは「なでしこ」入り

ウオーミングアップに汗を流す玄行佳奈さん=境港市上道町、境港第一中学校
サッカー・玄行佳奈さん 境港第一中学校2年

 ウオーミングアップ中の笑顔が、グラウンドに立つと引き締(し)まる。境港第一中学校(境港市上道町)サッカー部で、女子部員として男子たちに交じって練習に汗を流す2年生の玄行佳奈(げんぎょうかな)さん(13)=境港市馬場崎町。女子サッカー日本代表の「なでしこジャパン」入りを目指し、トレーニングを積んでいる。

 サッカーを始めたのは小学3年生の時。母親に、女子サッカーのスクールに参加するよう勧(すす)められたのがきっかけだった。

 当時はサッカーに「まったく興味がなかった」と言うものの、「ミスを克服(こくふく)しようと、努力すればするほど上達する」と言う魅力にはまるのに時間は掛からなかった。週2回の練習には欠かさず参加し、技を磨(みが)いた。

 中学校に入学すると、男子のみだったサッカー部に入った。現在は、男子とともに同級生の駒井称子さん(13)と一緒に練習に励(はげ)んでいる。

 サッカー部でのポジションは、主にサイドハーフ。148センチの身長は男子に交じるとひときわ小柄(こがら)だが、献身(けんしん)的に走るプレースタイルで、チームに貢献(こうけん)。副主将としてチームをまとめる立場だ。

 男子と一緒に練習するようになり、自らの課題(かだい)も浮(う)き彫(ぼ)りになった。「試合になると、焦(あせ)りからパスの精度(せいど)が低くなる」と、ロングパスの練習に力を入れる。小柄な分、体をぶつけるときに当たり負けするのも悩(なや)み。週6日の部活に加え、境港市内の女子サッカーのクラブチームの練習にも顔を出し、課題を克服(こくふく)するためサッカー漬(づ)けの日々を送っている。

 将来の日本代表を担う優秀な素材を発掘する中国地方のナショナルトレーニングセンター(トレセン)にも2度、参加。着実に階段を上り始めた玄行さんは「ドリブルで相手を抜かしたり、パスをしっかりと出せるプレーヤーになりたい」と目を輝かせる。

2014年10月18日 無断転載禁止

こども新聞