輝(き)らりキッズ イメージ豊か優雅な音色

練習に励む木■(木ヘンに免)野々花さん=出雲市坂浦町
バイオリン演奏・木■(木ヘンに免)野々花さん(こびきののか)さん 出雲市立佐香(さか)小学校6年

 県内外の大会で入賞重ねる

 海と山に囲まれた出雲市坂浦町の住宅地から、バイオリンの優雅(ゆうが)な音色(ねいろ)が聞こえてきます。奏(かな)でているのは、島根県内外の数々のコンクールで入賞を重ねている木■(木ヘンに免)(こびき)野々花(ののか)さん(11)=佐香(さか)小学校6年。「思い通りに演奏(えんそう)するのは難しいけれど、イメージ通りにできたときが一番楽しい」とほほ笑みました。

 4歳の時、絵本の中に描(えが)かれた音楽隊に興味(きょうみ)を持ち、バイオリンを手にしました。父親の節朗(せつろう)さんは「最初は上手に弾(ひ)けなかった」と思い出を話します。間もなく、うまくなろうと、自宅から20キロ以上離れた出雲芸術(げいじゅつ)アカデミー音楽院(出雲市今市町北本町2丁目)に通い始めました。

コンクールを前に、講師から指導を受ける野々花さん=出雲市今市町北本町2丁目、出雲芸術アカデミー音楽院
 週1回の個人レッスンに加え、土・日曜日は音楽院のオーケストラで練習を積んでいます。自宅では毎日、音色や音程を確実に出せるよう、「音階練習」や課題曲の練習に打ち込みます。

 「1回うまくできても、次に同じように弾けるとは限らない」と、真剣な表情で話す野々花さん。大会前は、納得(なっとく)いくまで何時間も練習に集中します。

 曲の持つ雰囲気(ふんいき)や個性を表現するために、重視しているのは「イメージ」。明るい曲なら、鳥が飛び、美しい花が咲き乱れる野原の情景(じょうけい)を思い描きながら演奏するといいます。自然の風景が思い浮(う)かぶのは、「山や海で遊んできたから」と、はにかみながら話します。最近ではイメージを鮮(あざ)やかにしようと、本やインターネットなどを生かして、作曲家がどんな人生を送り、どのような時に曲を生み出したのかを調べるそうです。

 努力は徐々(じょじょ)に実を結び、2010年に和歌山音楽コンクールヴァイオリンマスター部門小学生低学年で1位に選ばれたのをはじめ、今年8月には、大阪市で開かれた「関西弦楽(げんがく)コンクール」で優良賞を得ました。

 「大人になってもっと上手になり、自分の演奏で多くの人を楽しませたい」。思いを込めて、今後の目標を話しています。


≪プロフィル≫

【好きな科目】国語、音楽

【好きな食べ物】桃(もも)

【好きな作曲家】ラフマニノフ

【好きな言葉】一期一会(いちごいちえ)

【尊敬する人】庄司紗矢香(しょうじさやか)さん(バイオリニスト)

2014年11月12日 無断転載禁止

こども新聞